ドゥオーモ(大聖堂)の裏手にある、”SASSO DI DANTE”(ダンテの石)をご存知ですか?その昔、詩人ダンテ・アリギエリがこの石に腰掛け、ドゥオーモが建設される様子を眺めていたと言われているんです。この石にまつわるエピソードをひとつご紹介しますね。
ある日、ダンテがこの石に座って物思いにふけっていたときのこと。
そのダンテに知人が「君の好きな食べものは何だい?」と聞いたところ
返ってきた答えは、「ゆで卵」。
数年後、この友人が、いつものようにこの石に座って考え事をしていたダンテに向かって
唐突に「何をつけて?(食べるのか?)」と訊ねると
ダンテは「塩をつけてさ!」と即答したのだとか。
あのダンテの好きな食べ物がゆで卵だったなんて、なんだか微笑ましいですが、人並外れた記憶力、おそるべし!ですね。現在、このダンテの石は、Piazza delle Pallottole(パッロットレ広場)のその名もSasso di Dante(サッソ・ディ・ダンテ)というレストランの前に置かれています。この石に座ってダンテになった気分に浸ってみる、というのもありですよ!
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