以前、アメリカンなブランチがオススメなお店とご紹介したことのあるRooster Cafèの2号店、Rooster Firenze(ルースター・フィレンツェ)が、昨年秋にパンケーキやエッグベネディクトなどのカフェメニューから一新、トラディショナルなイタリア料理を提供するレストランに生まれ変わりました。
インテリアは以前と変わっていませんが、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の店内は、まるでオシャレなカクテルバーのよう。それもそのはず、このお店ではいわゆる普通のトラットリアでは見かけないカクテルメニューがあるのです。お昼休みなしで営業しているので、アペリティーボと夕食を両方楽しむこともできますね。
お料理の一部をご紹介すると、前菜から、Tartara di Fassona con mozzarella e avocado(ファッソーナ牛のタルタル、モッツァレラチーズとアボカド添え)。ファッソーナはピエモンテ州のブランド牛ですが、セコンドメニューには、我が街を代表するBistecca alla Fiorentina(フィレンツェ風Tボーンステーキ)もあります。
普通はプリモメニューに掲載されているParmigiana di melanzane(茄子のパルミジャーナ)は、前菜メニューに。プリモピアットよりボリューム少なめなので、セコンドも食べたい方や少食な方にはちょうど良い量かもしれません。
Tagliatelle con pomodoro fresco, rucola e scamorza(ルッコラ、スカモルツァチーズ、フラッシュトマトのタリアテッレ)は、お皿の代わりにサービングパンでおしゃれにサーブ。
Gnudi alla salvia fritta。Gnudi(ニューディ)とはトスカーナの郷土料理で、ラビオリの中に入れるリコッタとほうれん草の詰め物だけを使ったパスタなしの料理。中身だけなのでニューディ(=ヌード:裸)と呼ばれるんですね。このニューディをセージバターでいただきます。
Pici all’anatra su passato di cipolle di Tropea caramellate(キャラメリゼしたトロペア産玉ねぎと鴨肉のピチ)。ピチはトスカーナ州シエナの名物、極太パスタ。Aglione(アリオーネ)と呼ばれるニンニクをきかせたトマトソースで食べるのも美味しいですが、鴨肉とも相性抜群です。
お店は、レプッブリカ広場から歩いて2、3分と旧市街の中心にあり、観光途中にも行きやすい便利なロケーションです。今年は、ほとんどのお店が閉まってしまう元旦にも営業していて重宝しました(お店の営業日についてはHP等でご確認ください)。伝統的なお料理とモダンな要素が融合したモダンクラシックなレストランは、場所柄、観光客からも人気のお店なので、夜は予約をお勧めします。
Rooster Firenze /ルースター・フィレンツェ
所在地: Via Porta Rossa, 63R Firenze
電話番号:055 264 5006
営業時間: 火曜〜日曜 12:00〜23:00
定休日:月曜日
https://www.roosterfirenze.com/
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