フィレンツェの料理といえば、名物ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナをはじめ肉料理が主流ですが、魚料理のお店も少しずつ増えてきています。その中でも人気のお店が、バルジェッロ博物館のすぐそばにある魚料理専門のダイニングバー Fishing Lab alle Murate(フィッシング・ラブ・アッレ・ムラーテ)。かしこまった感じのリストランテではなく、ストリートフード的なメニューがあったり、ハーフポーションでオーダーできたりと、カジュアルに魚料理を楽しめるお店です。
こちらはマグロのバーガー。ハーフポーションでミニサイズのバーガー1個にポテトフライがついてきます。ほとんどのメニューがハーフポーションでもオーダーできるので、色々なものをちょっとずつ味わってみたい方にピッタリ。あれこれ食べてみたかったのに、一品でお腹いっぱいになってしまった…なんて残念なこともなく、軽めに食事を済ませたいときにも便利です。また、サーモンやマグロのタルタルやエビなどの生魚もあり、オイスターは1個からでも注文が可能です。
こちらはタコと黒キャベツのブルスケッタ。フィンガーフードとして気軽に食べられるミニサイズのアランチーニや白身魚のナゲットなども前菜代わりに、白ワインやプロセッコとあわせていただくと最高!
イカや小魚などが入ったシーフードのフライは、ハーフポーションでもボリュームたっぷり。イワシのフライも美味。フライ系はテイクアウトもできるので、ゆっくり食事をする時間がないときや天気の良い日に外でさくっと食べたいときにもちょうどいいですよ。
メニューにはしっかり食べられるプリモやセコンドもあります。こちらはTrabaccolara(トラバッコラーラ)と呼ばれる魚介のラグーのパスタ。グルテンフリーにも対応しているそうなので、注文するときにお店の方に訊ねてみてください。セコンドは、スズキや鯛などのグリルやバッカラ(干し鱈)など。お連れの方の中に魚は食べないという方がいても大丈夫、種類は少ないですが牛肉のラグーなど魚以外のメニューもあります。
店内はモダンでオシャレな内装ですが、実はこの店、建物の2階には中世時代のフレスコ画が、また地階にはローマ時代の遺跡が残っており、まるで博物館のような空間で食事ができるんですよ。夜は混んでいるので予約必須、昼は11時から開いているので少し早めに行くと席が確保しやすいです。一日中通しで開いているので、夕方早い時間に美味しい魚を酒の肴にアペリティーボしに行くのもいいですね。
Fishing Lab alle Murate /フィッシング・ラブ・アッレ・ムラーテ
所在地:Via del Proconsolo 16R, Firenze
電話番号:055 240618
営業時間:11:00〜0:00
定休日:無休
https://www.fishinglab.it/