留学で得たものはイタリア語と友人たち！私がイタリアに戻ったときは、みんなが「お帰り！」と迎え入れてくれます。
Maki さん(30代・女性)
| 留学時期 | 2012年10月～2013年9月 |
|---|---|
| 受講コース | 長期留学コース (1年間) |
| 滞在形式 | 学生アパート |
- イタリアへ留学しようと思ったきっかけは何ですか？
- 音楽大学で声楽専攻をしていて、特にイタリアオペラが好きでした。本場で声楽のレッスンを受けたい、演奏でも大事なイタリア語を習得したいという思いを持っていたからです。
- スクオーラトスカーナを選んだ理由を教えてください。
- インターネットで色々な学校のサイトや留学した方々の経験談などを拝見し情報収集をしました。その中でスクオーラトスカーナは、授業風景の写真を始め、充実したコース、立地の良さが魅力的でした。また留学を始める私たちにとって一番の不安要素である学校とのやり取り(問い合わせや手続きなど)を常駐の日本人スタッフの方がサポートしてくださる部分は、ストレスが軽減されました。
以前、約1ヶ月半ミラノの語学学校に通ったことがありました。当時不慣れだったこともありますが、大きい学校だったためクラス以外の友人らや先生らとの交流が少なく、授業で顔を合わせるくらいしかありませんでした。長期留学は、大きすぎず小さすぎない学校を選ぼうと決めていたので、スクオーラトスカーナは私の希望する学校だと感じ、日本人スタッフの方とメールでやり取りさせていただきました。そこからは迷いなく決めることが出来ました。 - 留学する前にイタリア語は勉強していましたか？レベルはどのくらいでしたか？
- 半過去くらいまでです。
- 学校の授業の様子を教えてください。
- 先生たちはよく声をかけてくださいますし、インフォメーションのあるフロア、フリースペースなどでは、先生や生徒関係無く、みんなの話し声が聞こえていてアットホームな雰囲気です。
- 先生はいかがでしたか？
- 授業はもちろん、コミュニケーションの取り方など、やはりプロです。クラスの雰囲気や生徒の苦手な箇所を察して、重点的にまた繰り返し実践させてくださるため、いつのまにか習得出来ていることもありました。
- 課外活動はいかがでしたか？
- 平日は毎日、学校周辺内で何かしらのアクティビティが企画されています。
フィレンツェの街を歩きながらガイドブックでは知ることが出来ない話を聞いたり、自分では絶対見つけられない建物や場所を目の前にして説明を聞くとずっと忘れずに覚えています。自分が住んでいる街について知ることは大事なことだと思います。
体験出来る課外活動もあり、旅行や授業だけでは体験出来ないものばかりだと思います。
土曜はフィレンツェ郊外へ足を伸ばして先生が案内してくれますので、行ってみたいけど1人で不安だと感じる方へは特に参加をオススメします。
慣れた頃に同じ課外活動に参加すると、より理解出来たり聞き逃すことなく情報をキャッチ出来たりしていることに気付けて、イタリア語の聞き取りの自信に繋がりました。時間があれば繰り返し参加されると良いかもしれません。私自身、良い勉強になりました。 - 学校の対応はいかがでしたか？
- 滞在先のこと、授業のこと、手続きなど相談した際には、アドバイスやアイディアをくださいます。情報収集するのも決断するのも自分自身だということは忘れてはいけませんが、カバーしてくださる範囲は広いと思います。
- 放課後や休日はどのように過ごしていましたか？
- 私は音楽学校にも通っていましたので、声楽の練習をしたりレッスンを受けていました。
課外活動に参加したり学校で出来た友人やイタリア人の友人らや家族と遊びに出かけることもありました。
また、日本人の友人らが私の家に遊びに来ることもありましたので、ホームパーティして情報交換していました。
短期でしたが、アルバイトもしました。
休日は、他の街や近隣の国に遊びに行きました。日本からは遠い街でも近く行きやすいので、安い電車や飛行機、ホテルを見つけて旅行してみてください。 - 留学中、苦労したことや失敗談などがあれば教えて下さい。
- イタリアの食事が合いすぎて胃袋が大きくなってしまったこと以外、幸いにも失敗談がありません(笑)。苦労や失敗など些細なことを挙げると沢山出てくるかと思いますが、郷に従え(ここはイタリア。イタリアに住んでいる)と思考回路をチェンジしていたかと思います。あえて挙げるなら、日本の政治や政策について勉強不足でした。外国の友人らは母国の情勢についてよく把握していますし、イタリア人も選挙や政策について熱弁します。
- 留学で得たものは何ですか？
- もちろんイタリア語です。加えて人との繋がりです。友人たち(家族や先生たち)とは帰国後も連絡を取り合ったり、日本まで会いに来てくれたり、私がイタリアに行った際は、みんながお帰り！と迎え入れてくれます。
また日本の友人らとも日本でスクオーラトスカーナ同窓会が出来ています。必ず学校や先生たちの思い出話で大盛り上がりです。 - 今後（留学後）の展望をお聞かせください。
- イタリアと日本の架け橋になるようなことをやりたいと思います。
- これから留学する人へのアドバイスを是非お願いします。
- 日本人の素晴らしい部分でもある真面目で礼儀正しいキャラクターは、間違いなく長所だと思います。しかし、その真面目な部分は時に邪魔してしまうことも・・。授業で間違いを恐れて正解を発言することに捉われ、結果消極的な日本人を目にする一方で、外国人らは文法の正確さより自分の意見を述べることに長けているので、圧倒されることもあるかと思います。出来るだけ自分の口から出てくるイタリア語が増えることを願います。せっかくイタリアに来てスペシャリストの教師陣が居るのですから、日本には無い、良い環境、贅沢な時間をフルに活用してください。
日本では触れることが少ないもの、たとえばクラシックのコンサートなどは馴染みがないかもしれませんが、イタリアでは日本に比べてお手頃な値段で映画館に行くような距離感です。普段より少しお洒落をして劇場に行くのもイタリアならではの娯楽です。
生活面では、決められたことや下調べしたことが思い通りに全て上手く進むとは限りません。柔軟な考えと良い意味での妥協は大事だと思います。チョットした運や巡り合わせとご自身の決断で見えてくるものは変わります、上手くいかないことも含めて思いっきり楽しんでください。きっとそこにはイタリア語の学びだけでは無く、自己発見と後に宝物と言えるモノがあるはずです！
スクオーラトスカーナの長期特別コースでは、イタリア語学の習得だけでなく、長期滞在することにより短期間では見えないイタリアの文化や生活を肌で体感することができます。
